「腐ログ。」と「萌えプレ」が勝手にお送りする、2006年度ベストボーイズラブアワード。ベスト作品決定しました!
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1位:松岡なつき「FLESH&BLOOD」
2位:英田サキ「エス」シリーズ
3位:烏城あきら「許可証をください!」シリーズ
4位:菅野彰「高校教師、なんですが。」
5位:木原音瀬「箱の中」「檻の外」
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私が面白いと思った順番です。
ボーイズラブアワード小説部門の上位5作は、ゲストにお誘い頂いた時点ですべて読了済みでした。
どの作品もそれぞれ持ち味があって、何を基準に順位をつけるのか非常に悩みました。
やっぱり「萌」かしら、とか、「強烈な印象」かしら、「キャラ立ち」かしら、とか。
しかし、萌も印象も文章力もエッチもその他の要素も、最終的にはすべて「面白かったかどうか」という判断を下す為の材料であると私は思います。
つまり、その作品を読む為に使った時間にいかほどの満足感を覚えたか、というのが判断基準です。 「FLESH&BLOOD」は1巻が出た時から追いかけているシリーズで、ボーイズラブ業界では極めて珍しいことに既刊8冊を数えてなお、カップルが最後まで至っていません。
それどころか、ようよう指突っ込むところまでいったのも7巻目。
そこに至るまでの6冊、よくぞここまで引っ張ったと感心せざるを得ません。
しかも8巻ではまた受攻が別れ別れになってしまい、もう最後まで出来るのは何冊先になるやら見当もつきません。
(ジェフリー頑張れ……)
しかし、です。エッチがなくても面白いのです。萌えるのです。
タイムトリップ・ファンタジーですが、その時代、国のディティールがしっかりしていて、
お話としてとても楽しめるのです。再読率もNO.1です。
なかなか新刊が出ないのが玉に瑕です。

「エス」は、極道×警官というカップリングの作品です。
こちらは4冊で潔くきっちり完結しております。
「残念だが俺のはベレッタじゃない。マグナムだ」
というオヤジ全開のギャグで私を爆笑させてくれた攻がステキでした。
色々突っ込みどころも満載なシリーズでしたが、それすら愛しいと言いますか。
とても楽しませてくれた作品でした。

「許可証をください!」は、とても健康的なワーキング・ボーイズラブです。
受攻両方、同じ工場で働いているのですが、立場が違う為、対立もしますし、もちろんそれ以上に協力もします。
本当に気持ちよく働いてくれますし、健康的にセックスしてくれます。
なぜか、彼らの濡れ場って健康的なんですよねー、シチュエーションにかかわらず。
攻の前原が本能に忠実に動いて、男同士の恋愛にほとんど後ろめたさを抱いていないからなのか……。
面白いし大好きなシリーズなんですが、個人的にはもうちょっとばかし艶というか、淫靡さというか、背徳感みたいな空気が欲しいのです、そういうシリーズじゃないのは百も承知なんですけれども。

「高校教師、なんですが。」は、優柔不断な高校教師がNOを言えずに人生丸投げし続けた結果、なんかえらいことになっちゃいました、という作品。
普通の高校教師が、何の因果か高校生男子と恋愛関係になり、極道の娘と結婚してしまい、結婚式場で娘より男を選んでしまったことでヤクザの怒りを買い、北海道まで逃亡する羽目になり、生活の為に犯罪に走りかけ……。
このノリは、なんというかちょっとついていけなかったです。
面白いのは面白かったけど、ジェットコースターに乗っかったら、ストッパーが外れて空中に投げ出されてしまいました。
という感じでしょうか。途中で振り落とされた感が強かったです。

「箱の中」「檻の外」は、ううーん……強烈な印象の作品です。
崇文という男を好きになって、死ぬまで彼を思い続けた喜多川という男の一生のお話。
でも私、この作品で一番好きなのって、喜多川が崇文を探す時に平凡なサラリーマンの小悪党に騙されてしまうという、BL要素の薄い話なのです。
印象は強い、文句なく強いのですが、作中で小さな女の子が特に意味もなく死んでしまったりと、後味悪いことこの上なくて、恐らく二度と再読はしないです。
胸一杯になる……というよりは胃にくるお話。
私には受け入れにくい作品でした。
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